<<< JPCERT/CC WEEKLY REPORT 2012-11-14 >>>
■11/04(日)〜11/10(土) のセキュリティ関連情報
目 次
【1】Adobe の Flash Player に複数の脆弱性
【2】複数の Symantec 製品に脆弱性
【3】Sophos のアンチウイルス製品に複数の脆弱性
【4】Apple の QuickTime に複数の脆弱性
【5】Java セキュアコーディングセミナー@福岡 ひきつづき参加者募集中
【今週のひとくちメモ】Windws 8 のセキュリティ - Windows Defender
※紹介するセキュリティ関連情報の選定基準は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/
※PGP署名付きテキスト版および XML 版は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/2012/wr124401.txt
https://www.jpcert.or.jp/wr/2012/wr124401.xml
【1】Adobe の Flash Player に複数の脆弱性
情報源
Adobe Security Bulletin
Security updates available for Adobe Flash Player
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb12-24.html
概要
Adobe の Flash Player には、複数の脆弱性があります。結果として、第三者 が細工したコンテンツをユーザに開かせることで任意のコードを実行したり、 サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を行ったりする可能性があります。 対象となるバージョンは以下の通りです。 - Windows 版 Flash Player 11.4.402.287 およびそれ以前 - Macintosh 版 Flash Player 11.4.402.287 およびそれ以前 - Linux 版 Flash Player 11.2.202.243 およびそれ以前 - Android 4.x 版 Flash Player 11.1.115.20 およびそれ以前 - Android 3.x/2.x 版 Flash Player 11.1.111.19 およびそれ以前 - Windows、Macintosh 版 Adobe AIR 3.4.0.2710 およびそれ以前 - Adobe AIR 3.4.0.2710 SDK (AIR for iOS を含む) およびそれ以前 - Android 版 Adobe AIR 3.4.0.2710 およびそれ以前 この問題は、Adobe が提供する修正済みのバージョンに Adobe Flash Player を更新することで解決します。詳細については、Adobe が提供する情報を参照 して下さい。
関連文書 (日本語)
警察庁 @Police
アドビシステムズ社の Adobe Flash Player のセキュリティ修正プログラムについて
http://www.npa.go.jp/cyberpolice/topics/?seq=10339独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)
Adobe Flash Player の脆弱性対策について(APSB12-24)(CVE-2012-5274等)
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20121107-adobeflashplayer.htmlJPCERT/CC Alert 2012-11-07 JPCERT-AT-2012-0034
Adobe Flash Player の脆弱性 (APSB12-24) に関する注意喚起
https://www.jpcert.or.jp/at/2012/at120034.html
【2】複数の Symantec 製品に脆弱性
情報源
US-CERT Vulnerability Note VU#985625
Symantec Antivirus products fail to properly handle CAB files
http://www.kb.cert.org/vuls/id/985625
概要
複数の Symantec のアンチウイルス製品には、CAB ファイルを適切に処理しな い脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が SYSTEM 権限で任意のコー ドを実行する可能性があります。 対象となるバージョンは以下の通りです。 - Symantec Endpoint Protection 11 (dec_abi.dll を使用) - Symantec Scan Engine 5.2 (Dec2CAB.dll を使用) この問題は、Symantec が提供する修正済みのバージョンに該当する製品を更新 することで解決します。詳細については、Symantec が提供する情報を参照して 下さい。
関連文書 (日本語)
Japan Vulnerability Notes JVNVU#985625
複数の Symantec 製品に脆弱性
https://jvn.jp/cert/JVNVU985625/index.html
関連文書 (英語)
Symantec
Security Advisories Relating to Symantec Products - Symantec Legacy Decomposer CAB File Issues
http://www.symantec.com/security_response/securityupdates/detail.jsp?fid=security_advisory&pvid=security_advisory&year=&suid=20121107_00
【3】Sophos のアンチウイルス製品に複数の脆弱性
情報源
US-CERT Vulnerability Note VU#662243
Sophos Antivirus contains multiple vulnerabilities
http://www.kb.cert.org/vuls/id/662243
概要
Sophos のアンチウイルス製品には、複数の脆弱性があります。結果として、遠 隔の第三者が SYSTEM 権限で任意のコードを実行したり、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を行ったりする可能性があります。 対象となる製品は以下の通りです。 - Sophos Antivirus この問題は、Sophos が提供する更新プログラムを該当する製品に適用すること で解決します。詳細については、Sophos が提供する情報を参照して下さい。
関連文書 (日本語)
Japan Vulnerability Notes JVNVU#662243
Sophos Antivirus に複数の脆弱性
https://jvn.jp/cert/JVNVU662243/index.html
関連文書 (英語)
Cisco Security Advisory
Cisco Ironport Appliances Sophos Anti-Virus Vulnerabilities
http://tools.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20121108-sophos
【4】Apple の QuickTime に複数の脆弱性
情報源
JC3 Bulletin
V-020: Apple QuickTime Multiple Flaws Let Remote Users Execute Arbitrary Code
http://energy.gov/cio/articles/v-020-apple-quicktime-multiple-flaws-let-remote-users-execute-arbitrary-code
概要
Apple の QuickTime には、複数の脆弱性があります。結果として、遠隔の第三 者が任意のコードを実行する可能性があります。 対象となるバージョンは以下の通りです。 - Windows 7、Vista、XP 用 QuickTime 7.7.3 より前のバージョン この問題は、Apple が提供する修正済みのバージョンに QuickTime を更新する ことで解決します。詳細については、Apple が提供する情報を参照して下さい。
関連文書 (英語)
Apple Security Article
About the security content of QuickTime 7.7.3
http://support.apple.com/kb/HT5581
【5】Java セキュアコーディングセミナー@福岡 ひきつづき参加者募集中
情報源
JPCERT/CC
Java セキュアコーディングセミナー@福岡のご案内
https://www.jpcert.or.jp/event/securecoding-FUK201212-seminar.html
概要
JPCERT コーディネーションセンターは、学生等の若年層向けに、Java 言語で 脆弱性を含まない安全なプログラムをコーディングする具体的なテクニックと ノウハウを学んでいただく「Java セキュアコーディングセミナー」を開催して います。このセミナーは、講義とハンズオン演習を組み合わせ、Java セキュア コーディングについて、より実践的に学んでいただける内容となっています。 現在、福岡を会場として開催する「Java セキュアコーディングセミナー@福岡」 の参加者を募集しています。ふるってご参加ください。 なお、参加者多数の場合はお申し込み先着順となります。 [日時] 2012年12月9日(日) 10:30 - 16:00 [会場] リファレンス駅東ビル 会議室D 福岡市博多区博多駅東1丁目16-14 (MAP) http://www.re-rental.com/map.html [定員] 40名 [参加費用] 無料 [内容] Java言語とセキュリティ、脆弱性を取り巻く現状の認識 「オブジェクトの生成とセキュリティ」 「リソース消費攻撃とその対策」 Javaにおける脆弱なコーディングの事例の解説 クイズおよびハンズオン
関連文書 (日本語)
JPCERT/CC
Java セキュアコーディングセミナー@福岡 お申し込み
https://www.jpcert.or.jp/event/securecoding-FUK201212-application.html
■今週のひとくちメモ
○Windws 8 のセキュリティ - Windows Defender
マイクロソフトのセキュリティチームブログ「日本のセキュリティチーム」で、 Windows 8 のセキュリティ機能について特集を行っています。全5回の予定です。 第2回目の記事では Windows Defender が紹介されています。Windows 8 の Windows Defender では、これまでの Microsoft Security Essentials 相当の アンチウイルスソフトの機能が追加されています。
参考文献 (日本語)
Microsoft TechNet 日本のセキュリティチーム
Windows 8 セキュリティ特集 #2 Windows Defender
http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2012/10/30/3529546.aspx
■JPCERT/CC からのお願い
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